お電話の方はこちら

03-5919-0055
トップ > AIアバターコラム > AI受付とは?種類・仕組み・費用相場・導入事例まで網羅的に解説

AI受付とは?種類・仕組み・費用相場・導入事例まで網羅的に解説

「AI受付って実際どんな仕組みなの?」
「自社の受付業務に導入して、本当にコスト削減や業務効率化につながるの?」

このようにお考えの企業担当者の方は多いのではないでしょうか。

AI受付とは、音声認識・自然言語処理・顔認証などのAI技術を活用し、来訪者対応や問い合わせの一次対応を自動化するシステムの総称です。近年、人手不足やインバウンド需要の急増を背景に、オフィス受付だけでなく、電話応答・病院窓口・ホテルのチェックイン・自治体の手続き案内まで、幅広い「入口業務」でAI受付の導入が進んでいます。

本記事では、AI受付の仕組みや種類、導入メリット・デメリット、費用相場、業界別の導入事例、ROIシミュレーション、法規制、補助金情報、選び方、導入手順までを網羅的に解説します。AI受付の導入を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。

AI受付の「うちのAI」バナー
    目次

AI受付とは?従来の受付システムとの違い

AI受付とは?従来の受付システムとの違い

まずは、AI受付の基本的な定義と、従来の受付システムとの違いを整理します。全体像を把握することで、自社にとって必要な機能やタイプを判断しやすくなるでしょう。

来訪受付から電話対応まで広がる「受付DX」

AI受付とは、音声認識・自然言語処理(NLP)・顔認証といったAI技術を組み合わせ、来訪者対応や問い合わせの一次対応を自動化するシステムです。従来のボタン操作型の受付端末や内線電話による取り次ぎとは異なり、利用者の発話やテキスト入力に対してAIが意図を理解し、適切な回答や案内を行います。

活用範囲は幅広く、オフィスの来訪受付はもちろん、電話の一次応答、病院の窓口案内、ホテルのチェックイン、自治体の手続き案内、駅の乗換案内まで「人が対応していた入口業務」全般が対象となっています。単なる無人化ではなく、受付品質を維持しながら業務の効率化と省人化を両立するソリューションとして、多くの業界で導入が進んでいます。

従来の受付システムとAI受付の違いを比較表で解説

従来の受付システムとAI受付には、対応力や拡張性に大きな違いがあります。以下の表で主要な違いを整理しました。

比較項目 従来の受付システム AI受付
対応方法 ボタン操作・内線電話 音声対話・テキスト入力
対応時間 営業時間内が中心 24時間365日
多言語対応 対応言語分の人員配置が必要 AIが自動で多言語に対応
質問への柔軟性 決められた選択肢のみ あいまいな質問にも文脈で回答
データ蓄積 手動記録が中心 対話ログを自動で蓄積・分析
拡張性 拠点ごとに設定が必要 一つのAIを複数拠点で共有可能

従来の受付システムは「来訪者を担当者につなぐ」までが役割でした。一方、AI受付は用件の把握から案内、通知、データ記録までを一貫して処理できる点が大きな違いです。

AI受付が注目される背景

AI受付の導入が加速している背景には、3つの構造的な要因があります。

第一に、深刻な人手不足です。帝国データバンクの2026年4月調査では、正社員の人手不足を感じる企業が50.6%にのぼり、飲食店では非正社員不足が58.6%に達しています。受付スタッフ1名の配置には年間300〜500万円のコストがかかるため、AI化による省人化の効果は大きいでしょう。

第二に、インバウンド需要の急増です。JNTO(日本政府観光局)の発表によると、2025年の訪日外客数は約4,268万人と過去最高を記録しました。多言語スタッフを常時配置することは困難であり、AIによる自動多言語対応の必要性が高まっています

第三に、カスハラ(カスタマーハラスメント)対策としての活用です。AIが一次受付を担うことで、スタッフが不当なクレームや暴言に直接さらされる機会を減らせます。2026年のトレンドとしても注目されている領域です。

参考:帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査(2026年4月)

AI受付の仕組みを支える技術

AI受付の仕組みを支える技術

AI受付は複数の技術を組み合わせて動作しています。ここでは、代表的な4つの技術要素について解説します。

音声認識・自然言語処理(NLP)

AI受付の中核を担うのが、音声認識と自然言語処理(NLP)です。音声認識は利用者の発話をテキストデータに変換し、自然言語処理がその意味や意図を解析します。

たとえば「3階の会議室はどこですか?」と話しかけると、AIは「場所の案内」という意図を理解し、該当するフロアマップや経路を提示します。キーワードの完全一致がなくとも、文脈やニュアンスから適切な回答を導き出せるのが、従来型の受付端末との大きな違いです。

顔認証・QRコード受付

来訪者の本人確認や入退館管理には、顔認証やQRコードによる受付が活用されています。事前にQRコードを発行しておけば、来訪者はコードをかざすだけで受付が完了し、担当者に自動通知が届きます。

顔認証は主にセキュリティを重視する施設で導入が進んでおり、常連来訪者の自動識別や非接触での本人確認を実現しています。人を介さずに受付処理を完結できるため、受付スタッフの負担軽減につながるでしょう。

通知連携(Slack・Teams・LINE WORKS・SMS)

AI受付が来訪者の情報を受け取った後は、担当者への自動通知が行われます。通知手段はSlack・Microsoft Teams・LINE WORKSなどのビジネスチャット、内線電話、SMS、メールなど多岐にわたります。

来訪者が受付端末に情報を入力すると、担当者のスマートフォンやPCにリアルタイムで通知が届く仕組みです。総務担当者が取り次ぎのために席を離れる必要がなくなるため、応答速度の向上と業務中断の削減に直結するでしょう。

RAG(検索拡張生成)で正確な回答を生成

RAG(検索拡張生成)とは、自社が保有するマニュアル・FAQ・施設情報などの正規データのみを参照して回答を生成する技術です。インターネット上の不特定多数の情報ではなく、登録済みの正確なデータベースのみを参照元にするため、誤った回答を生成するリスク(ハルシネーション)を低減できます。

2026年時点では、生成AI×RAGの活用がAI受付の標準的な構成として定着しつつあります。RAGの仕組みについて詳しく知りたい方は、関連記事もご参照ください。

AI受付の種類

AI受付の種類

AI受付にはいくつかのタイプがあり、導入目的や設置場所によって適したものが異なります。ここでは5つの代表的な種類を紹介します。

タブレット型(iPad受付)

最も普及しているタイプが、iPadなどのタブレット端末を受付に設置する方式です。来訪者がタッチ操作やQRコードで受付を行い、担当者に自動通知が届きます。導入コストが比較的低く、設置スペースも最小限で済む点が魅力でしょう。

小規模オフィスから大企業の本社まで幅広く導入されており、クラウド型のSaaSとして月額数千円から始められるサービスが主流となっています。

電話AI型(ボイスボット)

AIが音声で用件を聞き取り、適切な部署への転送やよくある質問への回答を自動で処理するタイプです。従来のIVR(自動音声応答)がボタン操作だったのに対し、ボイスボットは自然な会話で用件を振り分けられる点が特徴です。

保険会社・自治体・医療機関・飲食店など、電話問い合わせの件数が多い業種で導入が拡大しています。ミック経済研究所の調査によると、ボイスボット市場は2023年度37億円から2029年度191億円へと約5倍の成長が見込まれています。

AIアバター型

画面上にリアルなアバターを表示し、音声対話で受付・案内を行うタイプです。人がいるような安心感を提供しつつ、無人での対応を実現できる点が特徴でしょう。

宿泊施設のフロントや観光案内所、商業施設のインフォメーションカウンターなど、対面でのコミュニケーションが重視される場面で採用が広がっています。遠隔接客サービス市場は2025年に126億円規模に達しています。

ロボット型

物理的な受付ロボットを設置し、来訪者への案内・誘導を行うタイプです。見た目のインパクトがあり、エンターテインメント性とブランディング効果が高い点が強みとなっています。

ただし、導入コストは他タイプと比較して高めであり、メンテナンスも必要です。大型商業施設・展示会場・テーマパーク・空港など、集客効果を兼ねたい場面での活用に適しているでしょう。

チャットボット型

テキストベースでの問い合わせ対応を自動化するタイプで、Webサイト・アプリ・LINEに設置可能です。来訪前の事前問い合わせや、営業時間外のFAQ対応に活用されています。

既存のWebサイトに組み込めるため導入ハードルが低く、受付の前段階である情報提供や予約受付との連携に適しています。AI接客の活用事例も参考になるでしょう。

AI受付でできること・できないこと

AI受付でできること・できないこと

AI受付の導入を検討する際には、AIが得意とする業務と、人の対応が必要な領域を正しく理解しておくことが重要です。

AI受付が得意な業務

AI受付が力を発揮するのは、件数が多く、定型的で、24時間対応が求められる業務です。具体的には、来訪受付と担当者通知、定型質問への自動回答、多言語での案内(15言語以上の自動対応も可能)、予約の受付・変更、そして対話ログの蓄積と分析が挙げられます。

これらの業務は人手では対応しきれない量や時間帯が発生しやすく、AIの得意領域と重なるでしょう。

人の対応が必要な領域

一方で、緊急時の最終判断(事故・体調不良・災害時)、強い感情を伴うクレーム対応、法的・医療的に高リスクな最終説明、例外処理や正解があいまいな案件については、引き続き人の判断が求められます。

完全な無人化を目指すのではなく、AIと人の役割分担を明確にするハイブリッド型の運用が現在の主流です。AIが定型業務を担い、スタッフは判断や共感が必要な業務に集中する。この設計が成功のカギとなるでしょう。

AI受付の「うちのAI」バナー

AI受付を導入するメリット

AI受付を導入するメリット

AI受付の導入により、業務効率化だけでなく、コスト削減や顧客満足度の向上など多面的な効果が期待できます。

人件費の削減と人手不足の解消

受付スタッフ1名の配置には年間300〜500万円のコスト(給与・社会保険・教育費を含む)がかかります。AI受付を導入して受付業務の60〜80%を自動化すれば、配置人数の削減と採用・教育コストの圧縮が見込めるでしょう。

さらに、離職や欠勤の影響を受けずに安定稼働できる点も見逃せません。削減した人的リソースは営業活動やカスタマーサクセスなど付加価値の高い業務に再配置できるため、単なるコスト削減にとどまらない組織全体の生産性向上につながります。

24時間365日対応で機会損失をゼロに

営業時間外の電話取りこぼしや来訪者対応の不在は、直接的な機会損失につながります。たとえばホテルでは深夜帯の予約問い合わせ、クリニックでは早朝の予約変更など、有人対応が難しい時間帯にこそ需要が発生しやすいものです。

AIは休憩やシフト交代なしに24時間365日稼働し続けるため、時間帯を問わず均質なサービスレベルを維持できます。夜間・早朝・休日も含めた対応品質の維持は、有人対応だけでは実現しにくいメリットといえるでしょう。

多言語対応でインバウンド需要を取りこぼさない

JNTOの発表によると、2025年の訪日外客数は約4,268万人と過去最高を記録しました。駅やホテル、商業施設、観光案内所など、外国語での問い合わせが発生しやすい現場において、多言語対応可能なスタッフを24時間配置することは現実的ではありません。

AI受付であれば日本語データを学習させるだけで英語・中国語・韓国語をはじめ複数言語への自動対応が可能です。多言語スタッフの採用コストを削減しながら、外国人利用者の満足度を向上させられます。言語の壁を取り除くことは、リピーター獲得や口コミ評価の向上にもつながるでしょう。

受付品質の均一化と属人化リスクの解消

有人対応では、担当者の経験やスキルによって案内の質にばらつきが生じがちです。「担当者によって案内内容が違う」「新人スタッフでは対応できない」といった課題は、複数拠点を展開する企業ほど深刻になる傾向があります。

AI受付は学習データに基づき、常に一定品質の回答を提供します。どの拠点・どの時間帯でも同じ対応品質を実現できるため、新人教育コストの削減と対応品質の標準化を同時に達成できるでしょう。ナレッジの属人化を防ぎ、組織全体の対応力を底上げする効果も期待できるでしょう。

来訪データの蓄積と分析による業務改善

AI受付はすべての対話ログを自動で記録・蓄積します。「どんな質問が多いか」「どの時間帯に来訪が集中するか」「回答できなかった質問は何か」といった情報を可視化できるため、データに基づいた業務改善サイクルを構築できます。

有人対応では記録が担当者の裁量に依存し、定量的なデータ取得が困難でした。AI受付なら全件データが自動で蓄積されるため、FAQの拡充やフロー改善を効率的に進められます。蓄積データは経営判断の材料としても活用できるでしょう。

セキュリティ・入退館管理の強化

来訪者記録のデジタル化により、QRコード・顔認証・ICカードなどの認証方式を活用したセキュリティ強化が可能です。紙の受付台帳では「誰がいつ来たか」を正確に追跡することが難しく、セキュリティ上のリスクが残っていました。

AI受付では来訪者の入退館時刻・訪問先・滞在時間が自動記録され、リアルタイムの来訪者管理と履歴の一元化を実現できます。不審な来訪パターンの検知や、災害時の在館者リスト生成にも活用可能です。

カスハラ対策としてのAI活用

厚生労働省が2025年に公表した調査では、過去3年以内にカスタマーハラスメントを受けた労働者の割合は10.8%にのぼりました。AIが一次受付を担うことで、スタッフが不当なクレームや暴言に直接さらされる機会を大幅に削減できます。

AI一次対応で用件の切り分けを行い、必要に応じて人へエスカレーションするハイブリッド型の運用が、スタッフの心理的安全性を守る最適解として注目されています。スタッフの離職防止やメンタルヘルス対策としても効果的でしょう。

AI受付のデメリット・導入前に知っておくべき注意点

AI受付のデメリット・導入前に知っておくべき注意点

メリットの多いAI受付ですが、導入前に把握しておくべきデメリットや注意点もあります。事前に理解しておくことで、導入後のトラブルを防ぎやすくなるでしょう。

誤案内リスク(ハルシネーション)への対策が必要

生成AIが事実と異なる回答を生成してしまう「ハルシネーション」のリスクがあります。受付業務は外部の来訪者や顧客に直接対応する場面が多いため、誤案内のコストは高くなりがちです。

対策としては、RAG技術で参照データを自社の正規情報のみに限定する、回答範囲を業務に必要なトピックに制限する、回答できない質問には「わかりません」と正直に返答したうえで有人への転送フローを用意するといった方法が有効でしょう。導入前にテスト運用で回答精度を検証することも重要です。

システム障害時のバックアップ体制の構築

ネットワーク障害やクラウドサービスの一時停止など、システムトラブルは完全には防げません。完全にAI依存の運用体制にしてしまうと、障害発生時に受付業務がすべて停止するリスクを伴います。

有人対応への切り替え手順の策定、緊急連絡先の掲示、タブレット端末の予備準備など、バックアップ体制を事前に構築しておくことが不可欠です。SLAの確認やサポート窓口の営業時間も契約前にチェックしておきましょう。

高齢者・デジタルに不慣れな利用者への配慮

AI受付はデジタル機器の操作を前提とするため、高齢者や機械操作に不慣れな方にとってはハードルとなる場合があります。導入施設の利用者層を考慮したUI設計が欠かせません。

具体的には、音声入力とタッチ操作の両方に対応する、操作説明をわかりやすく画面上に表示する、スタッフによるサポート導線を残しておくといった配慮が求められるでしょう。「困ったときはスタッフを呼べる」安心感を残す設計が、利用者全体の満足度を高めるカギとなります。

個人情報・顔認証データ・通話録音の取扱い

AI受付では来訪者の氏名・所属・連絡先に加え、顔認証データや通話録音などのセンシティブな個人情報を取り扱う場合があります。データの収集範囲・保存期間・第三者提供の有無を利用者に明確に説明し、同意を取得することが必要です。

個人情報保護法の遵守はもちろん、顔認証データについては個人情報保護委員会(PPC)の見解にも準拠した運用が求められるでしょう。プライバシーポリシーの策定と社内ガイドラインの整備を導入前に完了させておくことを推奨します。

導入後の継続的な運用・改善体制

AI受付は「導入したら終わり」ではありません。サービス内容の変更、新しい施設情報の追加、季節イベントへの対応など、学習データは定期的に更新する必要があります。回答精度が低い質問の特定やFAQの拡充も継続的に行うべきでしょう。

運用ルールとしては、「月に1回はログを分析」「四半期ごとに学習データを見直す」といった頻度設定を推奨します。社内に運用担当者を配置し、ベンダーのサポートも活用しながらPDCAサイクルを回す体制を構築することが長期的な成功のカギです。

AI受付の費用相場

AI受付の費用相場

AI受付の費用は、タイプや導入規模によって大きく異なります。ここではタイプ別の費用相場を整理し、比較検討時に確認すべきポイントも紹介します。

タイプ別の費用相場一覧

タイプ 初期費用 月額費用 特徴
タブレット型 0円〜 3,000〜30,000円 低コストで導入しやすい
電話AI型 0円〜 3,980円〜 電話一次対応に特化
AIアバター型 個別見積 個別見積 対面接客に近い体験
ロボット型 数十万円〜 数万円〜 集客効果も兼ねる

費用を比較するときに確認すべきポイント

見かけの月額だけでなく、トータルの運用コストで比較することが重要です。具体的には、従量課金か定額制か、拠点追加時の費用、カスタマイズ費用(シナリオ設計・学習データ構築)、サポート・保守費用、そして無料トライアルの有無を確認しましょう。

初期費用0円のサービスも増えており、スモールスタートしやすい環境が整ってきています。AIアバターの費用相場についても併せて参考にしてください。

【業界別】AI受付の導入事例と定量効果

【業界別】AI受付の導入事例と定量効果

AI受付の効果は業界によって異なります。ここでは、実際の導入事例と公表されている定量効果を業界別に紹介します。

【オフィス・企業】受付対応工数85%削減、年間900時間のコスト削減

オフィスでのAI受付導入は、受付そのものの効率化に加え、守衛・総務・執務者の中断コスト削減にも大きな効果が出ています。ある製造業企業では総務の受付対応工数が約85%削減され、飲料メーカーでは年間900時間・100万円以上のコスト削減を実現しました。

また、ある大手メーカーでは国内13拠点・年間20万人の来訪管理をデジタル化し、年間約6,700時間の手続き時間を削減した事例も報告されています。

【病院・クリニック】1日200件の電話対応を可視化・自動化

医療分野では、電話AI受付の効果が顕著です。ある内科クリニックでは1日200件の電話対応を可視化し、自動応答で効率化を実現しました。別のクリニックでは電話問い合わせ対応を7割削減し、薬局でも1日40件以上の電話の自動応答化に成功した事例が報告されています。

2026年3月からは大手薬局チェーンがAI受付機の本格展開を開始し、2026年度中に約290店舗への導入を予定しているとのことです。

【ホテル・宿泊施設】フロント対応工数9割削減

宿泊業では、電話予約・営業時間外の問い合わせ対応の自動化が大きなインパクトをもたらしています。あるカプセルホテルチェーンではフロントスタッフの対応工数を9割削減し、宿泊運営会社では電話対応人件費を80%削減した事例があります。

小規模旅館でも電話対応が1/10に軽減されるなど、規模を問わず導入効果が出やすい領域です。ホテル・旅館でのAI活用についてはこちらの記事もご参照ください。

【飲食店・美容室】電話対応の約8割を自動化

飲食チェーンでは、AI電話受付の導入により電話対応の約8割を自動化し、24時間予約受付を実現しています。美容サロンでも1日10件以上の営業電話対応の負荷が解消されました。

これらの業種では、人件費削減以上に予約の取りこぼし防止が最大のメリットとなっています。

【自治体・公共窓口】300種類以上の用件にAIが対応

ある市役所ではAI電話受付を導入し、300種類以上の用件にAIが対応することで総務課の電話対応業務を大幅に削減しました。農業協同組合では年間約2億円の人件費削減効果を試算しており、自治体の実証事業では職員の電話対応時間80%以上の削減を目標に掲げています。

自治体でのAI活用に関する詳細はこちらをご覧ください。

AI受付の「うちのAI」バナー

AI受付導入のROI(費用対効果)シミュレーション

AI受付導入のROI(費用対効果)シミュレーション

AI受付の導入を検討する際、費用対効果のシミュレーションは稟議を通すうえで欠かせません。ここでは、業種別の試算例を紹介します。

オフィス向け試算例:投資回収約0.3か月

受付スタッフ1名(年間人件費540万円)、AI化率60%、月額30,000円、月間未応答15件×平均取引単価80,000円の前提で試算すると、年間人件費削減324万円+機会損失回収864万円-運用費36万円で、初年度純効果は約1,122万円と算出されるでしょう。

クリニック向け試算例:導入月から黒字

電話対応0.8人分(年間人件費360万円)、AI化率70%、月額10,000円、初期費用0円の前提では、年間人件費削減約202万円+機会損失回収168万円で、初年度純効果は約358万円となります。初期費用がかからないため、導入月から黒字化が見込めます。

店舗向け試算例:投資回収約0.5か月

電話対応0.5人分(年間人件費240万円)、AI化率50%、月額12,000円、初期費用100,000円の前提では、年間人件費削減60万円+機会損失回収180万円で、初年度純効果は約216万円となります。投資回収期間は約0.5か月です。

自社に合うAI受付の選び方

自社に合うAI受付の選び方

数あるAI受付サービスの中から自社に最適なものを選ぶために、4つの視点で比較検討することを推奨します。

業種・目的で選ぶ

オフィスならQR受付と通知連携、ホテルなら多言語対応とセルフチェックイン、病院なら予約受付と電話一次対応というように、「最も件数が多い対応」「最も負担が重い対応」を洗い出し、課題を明確にしたうえでタイプを絞り込むことが重要です。

既存システムとの連携で選ぶ

Slack・Teams・LINE WORKS・Chatworkとの通知連携、Googleカレンダーや予約システムとのスケジュール連携、入退館管理・PMS・CRMとの接続が可能かを確認しましょう。連携可能なシステムの幅が広いほど受付業務全体の効率化が進みます。

セキュリティ・個人情報管理で選ぶ

データの暗号化、保存場所(国内・海外)、保存期間、アクセス権限の管理体制を確認してください。医療・金融・公共分野では、業界固有のセキュリティ基準への適合が必要となる場合があります。

サポート体制・運用負荷で選ぶ

導入時の初期設定サポート、運用マニュアル、トラブル対応窓口、データ更新代行サービスの有無を確認しましょう。初めてのAI受付導入では、シナリオ設計や学習データ準備の支援がある製品を選ぶと安心です。

AI受付の導入手順

AI受付の導入手順

AI受付の導入を成功させるためには、段階的に進めることが重要です。以下の5ステップで進めましょう。

ステップ1:受付業務の課題を特定する

「電話の取りこぼしが多い」「多言語対応ができていない」「総務スタッフが取り次ぎで業務を中断している」など、具体的な課題を洗い出します。漠然と「AI化したい」ではなく、課題から逆算して導入目的を明確にすることが成功への第一歩です。

ステップ2:必要な機能をリストアップする

来訪受付の自動化、電話一次対応、多言語対応、既存システム連携、来訪データの分析、有人切り替えの要否などを整理します。「必須機能」と「あると望ましい機能」を分けて整理しておくと、製品選定がスムーズに進むでしょう。

ステップ3:複数のサービスを比較・選定する

機能・料金・連携可能なシステム・サポート体制・セキュリティを総合評価してください。無料トライアルやデモを活用して操作感・回答精度を検証することも大切です。

ステップ4:1拠点・1業務から小さく始める(PoC:概念実証)

限定的な範囲で導入し、回答精度・利用者の反応・運用フローを検証します。PoC(概念実証)のデータを基に学習データの調整や運用改善を行ってから本番展開に移行するのが成功率の高い進め方です。

ステップ5:運用・改善サイクルを回す

対話ログを定期的に分析し、回答精度の改善や学習データの更新を継続します。新しい制度やサービス開始時には速やかにデータを更新しましょう。「月1回のログ分析」「四半期ごとの学習データ見直し」をルール化することを推奨します。

受付業務のAI活用なら対話型AIエージェント『うちのAI』

受付業務のAI活用なら対話型AIエージェント『うちのAI』

受付業務にAIを活用したいとお考えなら、自社データを学習させた専用AIを手軽に構築できる法人向けサービス『うちのAI』がおすすめです。テキストチャット型の「うちのAI Chat」と、音声対話アバター型の「うちのAI Avatar」の2つのラインナップから、自社の受付スタイルに合った形態を選択可能です。

自社データを学習した専用AIを手軽に構築

URLやPDF資料のアップロードだけで、自社専用のAI受付を構築できます。プログラミングやシナリオ設計は不要で、管理画面から直感的に設定・修正が可能です。専門知識がなくても短期間で導入できる点が支持されています。

15言語の自動多言語対応でインバウンドに強い

日本語データを学習させるだけで、英語・中国語・韓国語をはじめ15言語に自動対応します。多言語スタッフを新たに採用する必要がないため、コスト削減と対応品質の向上を両立できるでしょう。

拠点数無制限の料金体系で多拠点展開に最適

同一AIボットなら設置拠点数が増えても追加料金がかかりません。多店舗チェーンや複数拠点を持つ企業にとって、コスト予測が立てやすい料金体系が魅力です。

「こんな使い方がしたい」「こんな使い方はできる?」のようなアイデアベースで問題ございませんので、少しでもご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

AI受付の「うちのAI」バナー

AI受付は「無人化」ではなく「受付業務の再設計」

AI受付は「無人化」ではなく「受付業務の再設計」

AI受付の本質は、受付を無人にすることではなく、受付業務そのものを再設計することにあります。AIが定型的な対応を担い、人は判断や共感が必要な業務に集中する。このハイブリッド運用が、成果を上げている企業に共通する特徴です。

導入を成功させるための3つのポイントを最後に整理します。第一に、課題から逆算して最適なタイプを選ぶこと。第二に、1拠点・1業務から小さく始めること(PoC)。第三に、運用改善を継続することです。

AI受付の導入を検討されている方は、まずは自社の受付業務における課題を整理し、最適なソリューションを検討してみてください。「こんな使い方がしたい」「このような使い方はできる?」のようなアイデアベースで問題ございませんので、少しでもご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

AI接客の「うちのAI」バナー
お急ぎの方はお電話ください 03-5919-0055